反響の大きかった記事について

pikarrr2005-07-08

「ブロガーのジレンマ」*1を何度も経験しながらも、このブログも1年半近くたち、記事数ももうじき200件を越えそう。人気ブログというわけにはいかないが、その中でもトラックバック、アクセス数など、反響があったり、なかったりする。反響が大きかったのは、以下のような記事。*2


●なぜ知識人は2ちゃんねるにショックを受けるのか?(ised@glocomの倫理研第1回の議事録を読んで)
もっとも多くリンクされたように思うが、元ネタised@glocomの解説なので、便乗ということになる。さらに、ised@glocomの中の2ちゃんねるの終焉」への反論?という権威批判的な内容も受けたよう。


●なぜネットコミュニケーションは必ず失敗するのか?(トータル版)
ここ1年のネットに関する考察の集大成。やや良くまとまり過ぎている感もあるが。


●ブログはなぜ書かれるのか
ボクの主題「まなざしの快楽」が上手く展開できた。共感するという意見が多い。このような「ブロガーのジレンマ」はボクの実感でもあるし、ボクも結構好きな記事の一つ。


●なぜオタクはモテないのか 
「オタクはベタ、女性はメタ」に共感あり。


●共同体幻想と2ちゃんねる(ノン-スマートモブズ)
これも、スマートモブズという権威批判的な内容から、受けた?


●エロビデオはなぜワンバターンなのか 
●続 エロビデオはなぜワンバターンなのか その1
エロネタはみな好きですね。


●なぜ電車内で携帯電話を使うといけないのだろう。 
良くある疑問です。


ネット系とオタク系の記事の受けが良い。それはヘビーなネットユーザーの傾向を反映しているのだろう。彼らに共感されやすい、あるあるネタ的記事と、既存権威への反抗的な内容が受けがよいようである。この受けは、必ずしも、ボク自身の良く書けたという満足度と相関しないわけで、この当たりも「見て欲しい人には見てもらえない」、という「ブロガーのジレンマ」の一つだろう。このように考えると、ネットそのものはメジャーとなったが、ネット文化を支えるのは、かなり偏ったマイナーな世界ではないだろうか。ブログ、ブログと騒がれている割には、とても狭い世界のように感じてしまう。そして逆にいえば、受ける記事を狙えば書けるような気もしている。でもそれを求めると、結局、「ブロガーのジレンマ」に落ちるだけだし、好きなことをぼちぼちが、良いようだ。
*3

*1:ブログはなぜ書かれるのか http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20040713 

*2:参照 いつもまにか、こんなのできてますよ。『まなざしの快楽』のサイト情報 http://1470.net/bm/siteinfo/26091

*3:画像元 http://www1.ocn.ne.jp/~touyo/tt/tenbosu.html