「女たちはなぜパンツを見せるのか」 「ゲーム脳」の影響
「ゲーム脳」の影響はここまで来た! 女たちはなぜパンツを見せるのか
男性にとってはうれしいような、目のやり場に困るような女性の過剰露出ファッションが流行りだして久しい。「見せブラ」などは当たり前。最近、目に付くようになったのは、たとえばかがみこんだ時にジーンズのウエスト部分からのぞいているパンツである。しかし、それがファッションとしての露出ではなく、無意識・無自覚でなされているとしたら、どうだろう?実はここにも、外界に対する意識障害=「ゲーム脳」がかかわっているというのである。
http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2002_10_23/content.html
プールでの水着をみて、肌を露出しているのは「ゲーム脳」のせいとはいわない。なぜなら、「プールで肌を露出するのは当たり前」というコンテクストが共有されているからだ。そして街で肌を露出するのが問題とされるのは、「街では露出しない」、というコンテクストが共有されているからだ。それが、破られることによって、異常と言われるのだろう。しかし「ローライズがかっこいい」、「ある程度の露出がおしゃれ」というコンテクストが、若い女性たちの中で共有されていたとすると、そこにコンテクストという価値観のズレがある、あるいは社会の価値は多様化している、というだけのことになる。
過激というのはだいたいそこまでいくのに連続性がある。少しずつ過激になり、少しずつ浸透するような過程がある。それを、マスメディはある時点で、コンテクストから切り取り、異なるコンテクストへ貼り付ける。そこ差異に生まれる驚愕が商品価値となる。この場合、「女性にとってローライズはおしゃれである」から見せパンと切り取り、「若い女性は街で露出しない」という一般的なコンテクストへ貼り付ける。
と、マスメディア陰謀説として書いたが、見せパン娘もこのようなマスコミに煽られて、流行に遅れないように見せパンにする。そして、マスコミも腐るほどの仕掛けの中で注目されるのははわずかで、流れに乗っかる。そこでは、いわば「踊さられる人々」しかいない、とうのが現代の情報化社会である。そして当然「ゲーム脳」ブームというのも、そのような一つだろう。
ボクはゲーム脳を唱える学者さんもゲーム脳じゃないかと密かに疑っている。前におでこに「intel inside」って貼ってあったの見た気がする。