自殺は豊かな国の贅沢品か?

pikarrr2010-12-09

自殺って豊かな国の贅沢品?


日本人は世界でももっとも豊かな社会を生きているわけで、途上国などの現状をみていると、なんで自殺せずに生きているのかなと思う。ボクだったらあの環境で生きることに耐えられないな。でも彼らは生きている。彼らは教育がなく馬鹿だから、ということは違うと思う。結局のところ、自殺って豊かな国の贅沢品なんじゃないか、と思う。

貧しい人々は苦労して生きているので生きることへの「耐性」があるが、豊かな人々は生きることへの耐性が落ちるというのはある。追い込まれるとすぐに「なぜ生きないといけないのか」と思ってしまう。自分だけでなく、他人に対しても「なぜそこまでして生きるのか。」

また豊かな人の耐性の弱さは苦労をしらない個人的な弱さだけではなく、問題を個人で背負って追い込まれるということにもある。貧しい人々は生きるために助け合う必要があり集団で生きているところがあるが、豊かな人は貨幣により生活を構築し、他者の束縛を嫌い、高い自尊心と個人主義的な傾向が強くなる。




生死が個人の選択の自由であるという思想


このような「豊かさ」が近代の貨幣社会化の中で生まれたように、生死が個人の選択の自由であるという考えは比較的新しい考え方なんでしょうね。自由主義教育を受けることで身につく。自殺の自由は潜在的自由主義(個人の自由)に組み込まれている。合法化されなくても現に先進国での自殺の増加は自由主義教育によるものだろう。生死は自分の個性の一部であり自己演出の一部となっている。厳密には自由主義では自殺は合法化されていないんだけど、暗黙には認めている

ボクがネタとして書いたのはベーシックインカムを求めるなら、いっそ「自殺の合法化」を進めるほうが早くないかと。60歳以上とか合法化の年齢制限をつけてもいい。そうすれば無駄に将来の不安に脅かされることもなくなる。過剰な貯蓄せず、稼いだ金は楽しく使って、金が回って経済が活性化して、さらに社会が豊かになる。

[ネタ]なぜ尊厳死の自由制度」ベーシックインカムより有効なのか  http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20101104#p1

1)高齢年金、医療費などの社会保障費を大幅に削減することができ、若者への負担を軽減することができます。

2)老後の不安から無駄に溜められた多額の貯蓄が日本経済を停滞させている一因と言われていますが、そのような死に金がなくなり内需が活性化します。

3)合法的に死を選択できる可能性が生まれることで60歳に達しない人々の自殺が減り、社会全体の生産性が向上します。

4)より正確な人生設計が可能になります。いつ死ぬかわからず無駄に老後の資金を貯めて、あくせく働く必要がありません。


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