いまの日本の何が問題なんだろうか? 保守とリベラル2

立ちすくむ国家か、人類史最強国家か


少し前に若手官僚がまとめた提言が話題になった。わかりやすい、なんとかしないと日本やばいとか評価されたが、よく見ると、本質的な問題がない。少しの金で安全で公平で便利で王様のように暮らせる、人類史最強の社会を、日本人は構築しちまったからね。これ以上社会になにを望むのか。

不安な個人、立ちすくむ国家〜モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか〜 次官・若手プロジェクト
http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/pdf/020_02_00.pdf




少子化と子供の貧困


いまの日本の何が問題か?強いて言えば、正社員既得権益利権社会だから、正社員の息子は、ひきこもりでも、フリーターでも好きにすればいいが、孫の世代まで金が回らないよな。息子は気楽で結婚せず子供を作らない。正社員利権を持たない息子に子供ができたら大変だよ。生活能力ないし。

すると、離婚して母子家庭になる。当然、妻も正社員利権を持たないから、パートで稼いで貧困。妻の親の正社員利権に寄生できればいいけどね。息子世代の結婚はリスクがあるから、少子化が進む。子供の貧困が広がる。




正社員利権が一番の社会保障


だから左派リベラルの社会保障の充実か。それは民主党時代に失敗している。そんなことしたら金がいくらあっても足りない。民主党時代みたいに日本沈没する。やはり日本は正社員利権をしっかり固めて、少しでも多くの正社員を作る。求人倍率上げて、なんと言っても新卒の就職率を上げる。日本では正社員が一番の社会保障だから。それでもこぼれるものには、今回、消費税上げて、学業無償化など、子供の貧困に対応はする。

日本の失業率の推移(1980〜2017年)
http://ecodb.net/exec/trans_country.php?d=LUR&c1=JP


就職内定率推移
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3160.html


第2次安倍政権の2012年以降は、いい感じに失業率下がって、新卒内定率は上がって、正社員利権という最大の社会保障が機能している。GDPとか、賃金アップとか正直どーでもいい。正社員利権は一家の命運がかかっている。少しでも多くの人が利権にありつくことで、金だけでなく、日本人の生きがいを生み出す。一人の正社員がいると何人が豊かに、安らかに、お気楽に、楽しく暮らせるか。

民主党の何がひどかったかって、円高放置だよな。経団連ブチ切れて、次々海外に工場作って、あのまま言ってたら、団塊世代の大量退職による失業率低下どころじゃなかった。




人口減少と移民誘致


あとは、人口減少だけど、これは世界的に解決は一つしかない。もう各国やってる。移民の受け入れだよ。日本もやるしかないし、実は大きな声で言えなし、政策に上げてないが、安倍政権はかなりの移民を受け入れている。世界で受け入れ人数五位だっけ?ほんとこれはこっそりやらないと、憲法改正の騒ぎではない。憲法はたかだか100年問題だが。移民は2000年問題だから。これだけはこっそりやる。日本の人口の1/3を移民にするから、気がついたら回りが外国人だらけだけど、仲良くしてくれ。持ち前の慈悲能力で乗り切ってくれ。




賃金アップより株価アップ


あとは、雇用は確保できたとして、賃金アップの問題だが、それは本当に無理。高度成長期ではないんだから。企業もリストラせずに雇用を安定させるために、内部留保貯めるから。企業から金を取る方法は、賃金と株がある。賃金アップは1回あげると下げるのが大変だから、企業もなかなか上げにくい。株は景気に連動するから、企業もやりやすい。安倍政権もNISAとか推奨してるだろう。賃金アップはあきらめて、株買って儲けてくれ。いま20年ぶりの高株価だし。

賃上げ無くても、ほどほどのデフレで物価も抑えてるし、100均ローソン行けば、贅沢し放題だし、あとは各自楽しくやってくれ。