4年目突入、そしてブログはどこへ向かうのか・・・

pikarrr2007-02-26



いつのまにやら、気がつくとこの「ブログ」も今月で4年目に入りました。よくもまあ3年もと思いますが、またいつのまにやら3年という感じです。

というか、そもそもこれは「ブログ」ではないように思います。「ブログ」の特徴は、従来のホームページのように文章を書いてのせるという静的なものでなく、最近ならWeb2.0といわれるように、トラックバックやコメントなどの繋がりによってブログ群としてのダイナミズムを作り出すところに特徴があります。だからこの「ブログ」はどちらかというと、従来のホームページにちかいものでしょう。このような非模範的な「ブログ」のマイペースな気軽さ故に続けられているという感じもします。

それでもトラックバック、コメント、アンテナ登録などのコミュニケーションがなければ、続けられないわけで、読んで頂いた方には、たいへん感謝いたしております。




3年すると、界隈も様変わりしました。3年前はまたブログも勢いがあり、便所の落書き2ちゃんねる対抗という位置づけで、くずテクストに癖々した人たちが、ネットをかえられる、あるいはアメリカのように社会に影響をもてるような勢いがあったように思います。いまとなっては、勝ったのはmixiであり、ブログはこじんまりした世界になってしまった感があります。

それと繋げるのもどうかと思いますが、以下のsirouto氏の発言には考えさせられるものがあります。sirouto氏は他のブログと連携を図るようにまめにブログ界隈を巡回し、ほぼ毎日更新する、さらにただのリンク転用でなく、おもしろいテクストも書くというという模範的なブロガーです。多くの人が「情報まとめ」へのブクマするという傾向がどうこうではなく、模範的ブロガーのアルファブロガーへの道がこのようなオチというのは、なにか日本のブログ自体が悲しい感じがします。

まあ、sirouto氏はこれを前向きに展開していこうことですが、しかしいくつかの否定的な反応が寄せられているように、ブログ界隈ではこのようなブログの現状への漠然とした不信があったのではないでしょうか。

萌え理論blog 

昨日のOS再ストの記事のブクマが今150users位で、はてな各サービスのトップに踊り出ています。リロードするたびに増えている。このペースで行けば、このブログの過去最高のPlaggerの記事(250users位)を抜くかもしれません。GIGAZINEを見てれば前々から分かっていたことですが、やはりこの手の記事が一番効率が良いので、はてブ狙いの記事はまとめを残して撤退します。

ところで、はてブコメントや米欄やトラバには、そうした傾向に疑問の声も寄せられています。こうした声については、「フヒヒ、サーセン!」という遺憾の意を表明しておきますが、しかしただアクセスの量を求めるだけではなくて、量の増加によって質の向上につながる面もあると思います。


「もうまとめしかない」 http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20070224/1172307738
「2月25日のアクセス報告」 http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20070225/1172426177




最近ひさしぶりにゲームにはまってしまいました。たまっている本もおっぽり出して暇があればやっています。「MONSTER HANTER PORTABL 2nd」(ASIN:B000GWKY9Y) (http://www.capcom.co.jp/monsterhunter/)はまだ始めたばかりで、シングルプレイで腕を磨いていますが、たとえばマリオカートなら、wi-fiに繋ぐだけで、世界中のどこぞのだれかとレースをすることができます。ゲーム機の中に閉じた競争をするのと違い、向こうに「他者」がいると思うと緊張とともに興奮があります。「他者」というものの特別性をあらためて感じます。

ブログにもそのような興奮があったように思います。「他者」「プログラム(情報)の彼岸」からやってきます。ネットではあくまで「他者」はみえず思い入れすぎると「ブロガーのジレンマ」*1に陥りますが、この興奮を忘れるとブログもただの「作業ゲー」になってしまいます。
*2