2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ電車内で携帯電話を使うといけないのだろう。

なぜ電話内で携帯電話を使うといけないのだろう。斉藤環氏によると、以下のようになる。 ラカンを援用すれば、こんな問題はすぐに解ける。・・・電車内で携帯電話をかける人は、電車内で訳のわからない独りごとを大声で呟いている電波系の人と同じ存在だから…

ヨン様はなぜリアルなのか?

ヨン様ブームらしい。「ヨン様」って・・・ベタベダやがな!というつっこみはよいとして、深田恭子ファンのボクとしては、2002年の史上初!?日韓共同製作ドラマ「フレンズ」が結構おもしろく、その後、ビデオで「秋の童話」をみて、「冬のソナタ」も す…

「書き込みはかならず読まれる」

ネットにおいて、「書き込み続けられる」のは、誰かが読むかもしれないからではなく、 「書き込みはかならず読まれる」故に、 書き込み続けられるのである。 それは「便所の落書き」ではなく、「泉の落書き」なのである。

ジジェクはなぜ映画を語るのか

ジジェクはなぜ映画を語るのか。フロイト、ラカンは神話、小説を、自説を説明する隠喩として効果的に使った。しかしジジェクの映画論はそれとは違うように思う。ジジェクは映画をあたかも「リアル」な体験のように語るのだ。われわれは映画がフィクションで…

コミュニティの暗黙の強制力

昔、テレビで見たのだが、朝、スクールゾーンに、多くの車が近道として進入してくる。このために父母が進入口にたって、進入車に向かって、通行禁止だと呼びかける。はじめ父母たちは、進入してくる車の運転手に対して、「ここは通行止めだから通れません。…

神話なき神話の時代、再び

コンスタティブな言語意味に回収できない(溢るる)余剰とは、たとえば、絵を見て、音楽を聴いてなど、言語で表せないわき上がる感情というような感じでしょうか。結局、それはシニフィアンに回収されるわけですが。たとえば、ペットの「ミミ」へのわき上が…

ギャルウォッチャーは、生理的に欲望するか?無意識的に欲望するか?

夏が近づき、女性が薄着になってきて、うれしい限りです。夏になるとなれてくるが、今ぐらいの薄着への変わり目が、一番女性の露出に目がいくね。毎日の通勤の人混みで気がめいる中でもギャルウォッチ?は一服の清涼剤であるが、果たして、女性への欲望とは…

倫理と自然主義的誤謬

387 :考える名無しさん 倫理とか価値というのは、常に変化するものだ、だから、法律は変えることができなければいけない。前にも書いたけど、法律の中身がどうってよりも誰がどうやって法律を決めるのかっていうほうがより重要だ。王様の気まぐれとか、逆に…

宗教と哲学の違い

343 :フェノ ローティがいうように、「哲学はもはや、「会話」の一形態にすぎない。もし生き残るとすれば、文学の一ジャンルとして、その読書が美的快楽を感じるものである。」というところまで来ていますが。私は、哲学は文学ではなく、むしろ宗教に近いと…

宗教と内在的「他者」と尊厳

225 :考える名無しさん 宗教は、単なる一個人の言説により、人間の人格そのものを不可逆的に変容し、現実からの遊離、社会通念からの逸脱、家庭の破壊を生じる。身近なところでは、オウムや自爆テロだけでも、宗教の正当性はすべて失われたと結論すべき。歴…

科学には「意味」がない。

「科学には「意味」がない。」とは、科学の実証主義的側面への指摘である。科学における理念、科学的な命題は、経験的事実に基づいてのみ構成されるべきである、ということである。たとえば、「光の速度は一定速である。」というのは、科学的に実証された事…

O型は楽天的なのさの巻

最近、血液型を題材にしたバラエティ番組がいくつかやっていた。密かにまたブームなのだろうか。人類をたった4つのグループに分けて、分類することの怪しさは否めない。番組には、各血液型のゲストがそれぞれ数人来てコメントするわけだが、O型はO型らし…

神話なき神話の時代

リオタールは大きな物語が凋落したといった。科学、論理の不完全性が様々なところで露呈し、われわれは世界を理解でき、真理に到達できるという信念は失われた。それはわれわれは神により保証された存在であるという裏付けによる自信であり、そこにわれわれ…

フジワラノリカ

どうも最近フジワラノリカが気にかかる。ウィークリーマンション?のCMで、部屋を借りるとフジワラノリカがついてくるというCMがあるが、もはやフジワラノリカは一つの記号と化していることを象徴しているようなCMである。最近、フジワラノリカにかつての元…

大きな神話からお戯れのエクリチュールへ

大きな神話を語ってきたが、なにげに、ひとまず、筋書きが見えたようなので、それを骨子にブログらしく、お戯れのエクリチュールへ移行します。問題はつづくのかと、読んでいる人がいるのかであるが・・・

大きな神話

大きな神話 世界は痕跡である。痕跡とは、誰かの何かの意味である。誰かとは記号コミュニティに帰属する他者であり、限りなく私である。痕跡とは、他者からの呼びかけであり、主体は他者へ心象同期する。 他者への心象同期は、他者との同意と、他者との差異…

痕跡の世界

痕跡の世界 痕跡の世界たとえば夕日に感動するのは、夕日が痕跡であるからです。人は世界を「痕跡」として認識します。痕跡とは意味があることであり、誰かがいるということです。このような痕跡、他者志向性は認識の初動に現れます。痕跡は感動に先立ち、夕…

(2ちゃんねる哲学板)萌えとしての余剰は、無垢?暴力?

73 :ぴかぁ〜 :04/06/08 11:14 オタクは余剰を生みやすい人たちでしょう。大衆というコミニティ内のコミュニケーションに少しずつ余剰を忍び込ませる解消するのが苦手な人々ではないでしょうか。だからオタクは物語を巧みに「捏造」する者たちであり、それ…

言語に回収されない溢るる余剰どうしてる?

言語に回収されない溢るる余剰どうしてる? 小学生女子が同級生を殺害したというニュースが日々流れています。殺人事件は毎日のように起こっていますが、加害者、被害者が小学生であり、そこに殺人に至るような明確な要因が見えないという特異性から、社会に…

他者について その3 世界の他者化

他者化 「誰か(他者)、何か(意味)」という他者志向性は、主体にとって「他者」が根元的に特別な存在ということであり、強く他者を求め、コミュニティへの帰属を求めているということです。他者志向性はコミュニケーションにおいて心象の同期であり、それ…

他者について その2 他者の特別性

他者の特別性 他者志向性とは、対象が「誰かの、何かのため(意味)」にあるということです。ここでは、人は偶有的な世界に因果律を捏造しています。すべての事象は、ある「他者の」原因によって起こっているということであり、すべての事象には他者が存在す…

他者について その1 他者志向性

世界への他者志向性 たとえば火星表面の人面石とはなんでしょうか。火星の表面を観察をしたところ影が人の顔のように見えた。そのほかにも人面魚というのもありました。鯉の模様が人の顔のように見える。このような現象におもしろいのは、偶有的な模様からそ…