2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「正さ」の二重拘束 2ちゃんねるについて考えるきっかけがあるとすると、それはさまざまな2ちゃんねる論に対する違和感である。それは哲学の理性主義的傾向への違和感にもつながっているように思う。突き詰めれば、それらに感じる人に関する「不信感」とい…
12 :イラクのイクラ@初心者 ::04/04/29 16:23>情報化社会は理性的で自立した男性的主体から、脱中心化された主体へ向かわせる。「ポストモダンを越えていく」=ヘーゲル・カント・サルトルなどへの回帰なのか? 19 :ぴかぁ〜 ◆PKPKs4sF8s ::04/04/29 …
共同体幻想と2ちゃんねる(ノン-スマートモブズ) 共同体幻想現在、実社会生活にとって、2ちゃんねるはまだまだマイナーな現象であるという印象がある。そこにあるのはネットワーク社会とは、実社会生活をドラスティックに変えていくだろうという考えに対…
6 :パレルゴン :04/04/24 13:55疑問点を整理し、提出しておきますね。 1)差延と脱構築について、脱構築はスローガンであり、意味がない と言った真意は。 2)現前の複雑な唯一性を全て情報処理するだけの記憶認識能力が人にはない と言う事は、逆説的に…
822 :ぴかぁ〜 :04/04/22 23:39コミュニケーションという自己生産「他者」とは、自他同期性という、同種においては先天的に密接なコミュニケーションが可能である存在である。そして「コミュニケーションとは、主体が主体の内部に起こった心象を客体の内面…
2ちゃんねるはポストモダンを越えていく 2ちゃんねるポストモダン社会を越えていく2ちゃんねる場の大きな特長は、「匿名性」、「物理空間の非共有性」、「主体の言語化」ということになるだろうか。それは社会性の拘束から解放感と、また言語でしか存在で…
第4章 サイバー空間の集団力学 社会習慣への同調と、自由を制限する法の遵守は、哲学的な見知から見れば、自分たちの存在を維持するための行為である。予測可能で安全な世界で暮らし、平和で公平に他者とやりとりするためには、ある種の自由を現世的な権威…
第2章 オンライン・ペルソナ 印象形成の心理学 初対面の人と、電話や手紙、直接の対面ではなく、電子メールやウェブサイト、ディスカッション・フォーラムで出会うケースが増加し、オンライン・ペルソナは第一印象で重要な役割を担うようになっている。 ソ…
言語化する主体 「野蛮」な2ちゃんねるネットにおいては、主体は多くにおいて言語として存在する。HPにしろ、日記にしろ、2ちゃんねるなどのパロ-リチュール(文字会話)において、書かれた論理的な主体として現れる。言語は「現実の主体」の内部を切り…
リアルの暴露 (野蛮なテロリストと野蛮な2ちゃんねる) 理性/野蛮巷では、やはりイラク人質問題議論が盛り上がっている。だいたい、構図も見えてきたような気がする。思想家、ジャーナリズム系からの自衛隊撤退しないことへの政府批判。大衆では、どちら…
第4章 デリダと電子的エクリチュール − コンピュータ−の主体 − コミュニケーションと新しい主体 電子的メッセージ・サービスはユーザーに固定した情報を提供するのではなく、他のユーザーとの接触を提供する。・・・メッセージ・サービスのきわめて新しい点…
意味信仰から意味ゲームへの エクリチュールからシミュレーションへわたしはマルキシズムやニュートン力学などを、エクリチュール的特性をもった近代的思考であるといいましたが、現代はこのような理性的な合理的な大きな物語は成立しがたい。大塚氏のおたく…
256 :ぴかぁ〜 :04/04/10 21:58私は今回の問題にしても、2ちゃんねるの脱構築的機能を評価しているわけですが、このような革新的な、意図的な、思想的なものを脱構築し発散させる作用があると考えます。イラク人質自作自演説はたしかにネタ的ではあります…
168 :ぴかぁ〜 :04/04/10 01:13「さあ、ゲームの時間です。今日のおだいはイラク人質問題です。みんな自分なりの「意味」は用意したかな? 理論武装してないとすぐに論破されちゃうぞ。本を読んで自分の「意味」を強化させる。論理的に構築するもよし、固…
52 :パレルゴン :04/04/08 23:18とにかくくだらない。全てがくだらない。ここから、哲学は始まるきがするな。このくだらなさが、思考の深遠部への道を開く気がする。何か言葉が全てを証明すると考えているうちは、まだだよ。このニヒリズムから如何に這い…
楽観主義的ネットコミュニケーション イデア同一性、形而上学の必要性、必然性を考えるときに、ハーバマスは確信犯的にそれらをコミュニケーションの合理性を、倫理性を守るために用いた。近代的民主主義では自律し、理性的な主体になるようもとめられている…
第2章 ボードリヤールとテレビCM メディアと情報様式 話し言葉は個人間の結びつきを固定することによって、共同体の一員としての主体を構成する。印刷物の構成する主体は理性的で自律的なエゴであり、それはたった一人の線的なシンボルを論理的に結合する、…
第三部 物語消費の時代 受け手は(アニメ)作品の物語の背後に現実と同じ統辞法、秩序から成り立つ「世界」の存在を見てとる。だが送り手の意識は、各エピソード、各場面の中で完結し、つまり表層に描かれたもの以上のものを未だ構築していない。こういう受…
序章 何も指示しない言葉 情報様式とは、歴史がシンボル交換の構造における諸変異体によって区別されることであり、すべての時代は、意味作用の内的外的な構造、手段、関係を含んだシンボル交換の形態を行使している。 「情報様式の各時代」 対面し、声に媒…
ネタ的コミュニケーションはポストモダンを越えていく その3 ネタ的に解体されるポストモダン上述のようにメールも含めて、パロリチュール(文字会話)のネタ的コミュニケーションは、円滑なコミュニケーションを可能にする面がある。しかしネタ的であるこ…