2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

市場経済はイデオロギーではなく生活環境である 日常哲学派の思想地図2

1 市場経済は生活環境である 2 国家は国際経済プレーヤーである 3 市場経済の倫理は「比較優位」である 1 市場経済は生活環境である 1)社会規模と生産様式の関係 ボクは下部構造論者なので、経済活動が社会の形態にもっとも大きな影響を与えると考えて…

なぜ日本人はこれほど外来文化にかぶれやすいのか

「同化吸収」 ああ、それで思い出した。和むかどうかっちゅーと、またちょっと微妙な話だけど、欧米系から見た日本の評価の話。俺の友人の飲み友達に、人類文化学の教授がおってな。彼の分析と、同じ研究者として向こうの連中と話しあった結果、欧米が深層心…

日常哲学派の思想地図

日常哲学派の問題意識は実践とはいかなるものか、ということです。主体という理想(理論)は実際には日常という慣習により依存している。イデオロギーという理想(理論)もまた日常の慣習により腐食している。 1 主体とは貨幣交換環境が生み出した症候 2 …

なぜ日本人論は必ず失敗するのか

ふむふむ http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20101018#p1コメント欄より チリ人は非常に特殊な形である種の文化を享受して〜みたいな文章をチリ人とかが書いてるのを見たら、たぶんそれってどこの国でも言えるんじゃない?って感想を抱くと思う。というかある国…

なぜサンデルは日本人に受けたのか  日本人の「やらかい場所」

日本人の「やらかい場所」 現代、特に最近は自由主義経済で生存を支えているから、誰もがリバタリアンなんだろうけど、なぜか日本人としていかに共同体を重視しているか語ることが避けられている。この奇妙さはなんだろうかと思う。なんというか、心の中のや…