2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ「人類」は憂鬱なのか

近代倫理のマジックワード「人類」 マルクスの源泉は「類的存在」という自然主義にある。このような自然主義は啓蒙思想がキリスト教から(漠然とした)理神論へ変更した先のロマン主義に根をもつ。革命後、新たに見いだされた「人類」という理想はなにか。行…

なぜ伝記本は面白いのか

伝記本のおもしろさ ボクは伝記が好きだ。伝記の何か好きか。伝記を書くってすごくむずかしいと思う。ある時代のある人物についての事実関係を調べるとともに、その人の考えてきただろうことを掘り下げる必要がある。そのためにはその時代の空気感を知らない…

老いるということ

自我の肥大 高いプライドと脆いメンタル 疑心暗鬼、他者との交渉力の欠場 客観主義、理想主義 神の目線、自分のことを棚上げに俯瞰的批判 無時間性、永遠の青年 老いとは鏡である 鏡に移る腐敗する姿 他者という鏡に移る自分と内的な自分とのギャップ 若さへ…