2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧
社会という「信頼関係」姉歯建築偽造問題でも、ホリエモン逮捕でも、アメリカ牛肉問題でも、露呈しているのは、僕らはある「信頼関係」の中で生きているということだ。だから「まさかそこまで」ということが起こる。これはいかんともしがだいだろう。どのよ…
①まなざしはいつも正しい「まなざしの快楽」とは僕たちの行為を導くもの、「正しさ」を指し示すものである。僕たちはいつもまなざしとともにある。僕たちは社会的なことだけでく、反社会的なことをするときもまなざされている。社会的に禁止された行為では、…
ぴかぁ〜 専門化、複雑化しすぎた科学社会においては哲学はネタでしかない。それは「セカイ系」というネタだ。 むじんくん 統合はもはや不要ということ? ぴかぁ〜 統合はいるし、悪いとかでなく、もはや「セカイ系」だというだけ。 この細分化され、複雑な…
①「サイボーグ技術が人類を変える」最近、興味を強くもったのが11月5日放送のNHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」である。ここまで来てるのか、という感じであった。 刺激される脳、回復する運動機能、そして…精神この章のキーワードはDBS─脳深部…
①個体性、集団性、社会性人間は個体の自律性(個体性)が向上したために、集団性が欠如した動物である。動物のように「完全な」集団行動をすることができない。しかしそれでも他者は特別な存在であり、他者志向性という欲動(他者からの呼び声)によって引き…
①「隣のにいちゃん」「ホリエモン」ライブドアショックである。ボクはライブドアに捜査のメスが入ったということよりも、片腕が死んだ、ということが、大きなターニングポイントになると思っている。もはや「ホリエモン」では笑えない、ということだ。ボクは…
①世界への他者志向性たとえば火星表面の人面石とはなんでしょうか。火星の表面を観察をしたところ影が人の顔のように見えた。そのほかにも人面魚というのもありました。鯉の模様が人の顔のように見える。このような現象におもしろいのは、偶有的な模様からそ…
東浩紀「渦状言論」 の記事、「解離的近代の二層構造論」http://www.hirokiazuma.com/archives/000194.html、http://www.hirokiazuma.com/archives/000195.htmlについて、書いてみました。 ①二重構造のラディカルさ東の「ポストモダンの二重構造」http://www…
①「無への欲望」ラカンの「無への欲望」の物語では、人間と動物の違いは、人間は早熟で生まれるということから始まります。統一感のないまま生まれる故に自己同一性を、他者の鏡像(想像的他者)に、あるいは社会的な立場(象徴的他者、大文字の他者)で満た…
「(現実界の)器質的構造」と「(象徴界の)言語的構造」の対立 しかしラカンの「無への欲望」あるいは「死への欲望」と、ボクの「無垢の欲望」は同じではない。ラカンの欲望論の根底にあるのが、ヘーゲルの欲望論、すなわち動物は欲求し、人間のみが終わり…
■「マッチョ化」させる場セックスの話になると、100%出てくるのが、女性を商品として消費したという「マッチョ」な性体験の話である。まさにここにあるのは、童貞蔑視の裏面です。「セックスマッチョの優越」です。「セックスマッチョ物語」では、そこに…
■僕たちは限りなく同じである。「「クオリア」はなぜ語りえないのか。」(http://d.hatena.ne.jp/pikarrr/20051222)で示しましたが、クオリア(意味)が語り得ないのは、対象があり、意味へと変換するのは、因果律ではなく、その間に解釈項が入るためです。…
■生のフロイトと死のラカンラカン思想の問題はわかっている。フロイトの無意識理解にあらわれている。フロイトの豊かでとらえられず、変化し続ける無意識理解に対して、ラカンの無意識は明快である。「無意識は言語で構造化されている。」この明快さは、言語…