2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ実生活で資本に依存しウェブ上では嫌悪するのか 資本信用、関心信用、機械的信用

資本(信用)主義社会 たとえばある情報があるとき、その確からしさをいかに確認するか。実社会ではまずソースの確かさ(大手マスメディア、社会的権威への信頼)が大きいだろう。昔ならば活字であることだけで信頼された。活字にするコストが高く、そこに資…

「富の未来 上」 アルビン・トフラー(2006) 

(ISBN:4062134527) 金銭経済はもっと大きな富の体制の一部でしかなく、ほとんど注目されていないが、「生産消費活動」と呼ぶものに基づいて世界的で巨大な非金銭経済から提供された価値に依存している。・・・経済統計の対象になっているものだけから富が…

なぜウェブは経済政策を超えていくのか

生活の基本 A 行政資本、B 経済的資本、C 社会資本 あなたが病気になったときに必要なのは、A 行政資本・・・医療保険・制度が整備されていることで、安価で治療してもらうことができる。 B 経済的資本・・・それでもお金は必要である。あるいは金持ちならブ…

ウェブは実社会と変わらず貨幣の力で動いている

ネットは実社会と変わらず貨幣の力で動いている 素朴にネットこそが左翼的な世界を構築する理想的な場ではないのか。現に「民主化」はネットを象徴する言葉として使われる。しかし実情は、左翼思想は嫌われ、自由競争、市場主義が歓迎されているネットは実社…

ウェブ税が世界を救う。

人々はウェブと実社会の二重の労働を強いられている ウェブの根本的な欠点は、いくらウェブで労働しても収入が得られず、生活を支えられないということだろう。たしかにネットで成功した人々は多数いるが、それでもほんの一握りである。そして実社会のように…

安楽死2.0とウェブ労働で対価をもらう可能性

1) コンビニエンス化では感情的サービスはセルフサービスを前提とする。 2) 介護2.0 3) 民主党が救う「可哀想な取り残された下層」は存在するか。 4) 安楽死2.0 5) ウェブの発達はコンビニエンス化を加速した。 6) ウェブはウェブと実社会…

ポストフォーディズムとしてのネットコミュニティについて

1) 第三次産業の効率化としてセルフサービスが広がる。 2) セルフサービスは生産と消費とコミュニケーションの臨界である。 3) 第三次産業では非貨幣経済が重要になる。 4) 自給自足が減少しつつDIY(Doityouself)が回帰するというパラドクス 5) …

なぜ「死」は文化コンテクストなのか

「死」は存在しない そもそも「死」なんってないんです。動物に「死」がありますか?たとえば小学生でやりましたが、ジャガイモって切れ端を水につけると芽が出るんですよね。植物はそもそも個体というものがなくて、マングローブとは全体が広く繋がって増殖…

「貨幣依存」から「他者回避」そして「信用格差」へ

1 ベーシックインカム(働かない権利)からリビング‐ウイル(生きない権利)へ 2 ネオリベラリズムは「貨幣依存」から「他者回避」そして「信用格差」へ

ネオリベラリズムは「貨幣依存」から「他者回避」そして「信用格差」へ

マクドナルドとごはんパックとトイレクイックル 「他者回避」とはたとえばマクドナルドですね。女性が1人で外食するのは大変らしいですね。男なら吉牛でも定食屋でもがつがつ食えばいいわけですが、世間体があるのかそうもいかない。でもマクドナルドでは女…

ベーシックインカム(働かない権利)からリビング‐ウイル(生きない権利)へ

現代の大きなトレンドは「他者回避」 現代の大きなトレンドは「他者回避」なんでしょうね。象徴的なのは「コンビニエンスな商品提供」です。コンビニ、ファーストフード、ファミレスなど。これらのマニュアル化されたサービスは経費削減だけでなく、客への不…