なぜ日本人にあいさつは必要なのか

pikarrr2010-07-16


日本人の儀礼としてのあいさつ


考える名無しさん

あいさつってのは自分に利益をもたらしてくれそうな相手、もしくは危害を加えてきそうな相手に対する点数稼ぎでありゴマスリにすぎない。


pikarrr

海外では挨拶しない文化は多い。日本人の挨拶に関して言えば、ハイコンテストな「いわずもがな」な社会だから、ぶっちゃけ省略しててもよいだろう。たとえば家族など身近では省略されてる場合が多い。

しかしこれを社会全般に展開すると、「なあなあの甘え」が反乱して社会秩序を維持することがむずかしい。だから日本人はハイコンテクストな習慣を儀礼化することで、「なあなあの甘え」を抑止してきた。日本人がいまも形式的儀礼社会であるのはこのためだ。

これに対して、「もう挨拶いらないだろう」とは、儀礼なくても社会秩序は保てるだろうということを意味する。なにによってか。資本主義的な経済的合理性によってである。いまの日本は経済的に成功し、経済的な合理性によって社会秩序が維持されている面が高い。ようするに「礼儀とかいうな、結果を出せばいいんだろ。」ってことが、挨拶を疑う可能性を生んでいる。

しかしこのような素朴な懐疑に、経済的合理性による問題が考慮されているか疑問である。経済的な秩序とは個人主義的自由競争社会である。だから結果が出なければ切られる。だから問題は結果をだしつづけられるのか。ということだ。

反抗期はいいんだろうが、長い社会生活では経済的な合理性だけでは生きてはいけない。日本においての経済的な成功においても、また経済的に失敗した場合にも、ハイコンテクストな日本で生きるには儀礼的な秩序を重視することは、幸福にかなっている。挨拶せず回りを不快にするぐらいなら、早めに海外に行くことをお勧めする。

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