なぜフジテレビ韓流抗議デモを見ると気恥ずかしくなるのか

pikarrr2011-09-10

韓流ドラマの経済性


ネットウヨによるフジテレビバッシングはよくわからない。テレビ見てもわかるように明らかに制作費が少なくて、番組が陳腐化している。そこで韓流ドラマからの選択は理にかなっている。韓流ドラマの良さは、一からドラマを作るよりも、すでに韓国での評価がわかること。その評価を見て、面白そうなのを選べる。当然、制作費はいらずに番組を買うだけでよい。そしてこの円高、ウォン安だ。

すでに韓流ドラマは認知されているし、一定数のファンがいる。無理に韓流ブームを作っているというが、マスコミが客観的にブームを報道するだけでなく、ブームの仕掛けをするのも普通のことだ。そしてやるときはドラマだけでなくマルチメディア的に仕掛けるのもいまさらだ。




フジテレビバッシング?


経済的に見ても、韓流推しは当然とも言える。なにをそんなに騒ぐことがあるのだろうか。あるとすれば、韓国だからダメということかもしれない。

一部の政治的な対立関係を考えると、わざわざ「敵」国を宣伝するような番組を流すな、ということ。アメリカや台湾なら良いが、韓国だけはダメだ!というわけだ。このような政治思想だというなら、言論の自由なので、デモでも、不買運動でもすればいいだろう。

でも嫌韓も色々あるがなぜフジテレビバッシング?という疑問は残る。韓国が竹島問題など、政治的なテーマをデモなどしているのに、日本人はテレビドラマ!?というのは、なんかしょぼくないだろうか。尖閣ときなんか日本人全体熱くなっいたが、あのときに大人しくて、ドラマで炎上って・・・。





「デモやってみた」


どうしてもそこにネットクレーマー特有の愉快犯的なネタが見え隠れする。ネットメディアはそのはじめから従来のマスメディアに対して過剰に反応する。自らは新しいメディアであるという対抗心、またネット上の反応があのマスメディア!に取り上げてもらえたあこがれ。今回もまた繰り返されているだけではないか。ほんとにそこに右思想はあるのか。ただ騒ぎたいだけではないか。「デモやってみた」ではないのか。

しかしデモとは本来そういうものなのかもしれない。最初から明確な思想がありというよりも愉快犯的な、また漠然とした不満があり、そして知らずに周りと同調して盛り上がっていく。それが思想を持つのは事後的である。「はじめてのデモ」はまずこの辺りから、そして慣れてくればより確信的なポイントに効果的なデモをすることができるようになるのかもしれない。政治が比較的豊かな層を中心に左曲がりする中で、別に右曲がりはおかしくないと思う。



「韓流をゴリ押しするな!」フジテレビ前でデモ行進 http://news.nicovideo.jp/watch/nw103120


「韓流偏重」などフジテレビの放送が偏向しているとして抗議するデモが2011年8月21日、同社がある東京・お台場で行われた。インターネット上の呼びかけに応じた数千人の参加者が集まり、フジテレビに対して抗議の声を上げた。

集合時間の午後1時になると、出発地点のお台場・青海北ふ頭公園は大勢の人で埋め尽くされた。公園では「Get Back Japan」と記された500円玉ぐらいの大きさのバッジが参加者に配られたが、用意された1600個は間もなく底をついた。予想以上の参加者の数に「ここまで来るとは思ってなかった」とデモを企画した「フジテレビ抗議デモ実行委員会」のメンバーも驚きを隠せない様子だった。

実行委員会によると、参加者は出発時点で4000名を超えており、デモ行進中も次々と飛び入り参加する人たちが加わり、最終的には約6000人に膨らんだという。(警視庁湾岸署の調べでは、出発時の参加者は3400人とのことだった――2011年8月22日10時23分追記)

デモを率いた実行委員会は、インターネットの掲示板サイト2ちゃんねるを中心に情報交換を行いながら、フジテレビの放送姿勢に疑念を抱いている人たちが集まって組織された。8名のコアメンバーを中心として、警備班、救護班、誘導班など56名のスタッフが運営に携わった。スタッフは、会社経営者、サラリーマン、OL、主婦、学生など様々な立場の人たちによって構成されている。

フジテレビのドラマで日本を罵倒するスラングが映される 意訳「日本 ファック!(by フジ)」 http://getnews.jp/archives/140475


フジテレビで放送されているドラマ『それでも、生きていく』という番組の中に日本を罵倒する一場面があったとして問題になっている。その場面とは雑誌がゴミ箱に捨てられているシーンでその雑誌の表紙に「JAP18」と書かれているのだ。

JAP(ジャップ)とはもちろん日本の事なのだが、今は日本のことをジャップと呼ぶのは蔑称扱いとなっている。それだけならいいのだが、そのあとに書かれている「18」が大問題だ。この「18」は韓国では「シッパル」と発音し、これに似ている発音の「シッバル」というものがある。この「シッバル」「この野郎」「FUCK YOU」という意味を持っているもので、韓国では「18」そのものをスラングとして使うこともある。

つまり「JAP18」を意訳すると「日本 ファック!」ということになる。こんなメッセージをこっそり残したフジテレビは何の意図があるのだろうか。デモに対する報復なのだろうか、それとももっとデモして欲しいという煽りなのだろうか。