なぜ壇蜜は人びとを魅了するのか

pikarrr2013-04-08


壇蜜の魅力は、ロリ全盛の時代に大人のエロを復活させたところにあるんだろうが、実は大人への回帰はむしろエロではなく、壇蜜の大人な対応にこそ魅力があるのではないだろうか。

キャラ全盛の時代、楽しみはキャラとわかっていながら、キャラじゃないという言い張りと突っ込みのドタバタが最近のバラエティの楽しみだ。当然、壇蜜はキャラな訳だが、壇蜜の前で「それキャラだろ!」というのは野暮である。壇蜜の前ではキャラを楽しむ大人な遊びであり、粋である。そんな大人の遊びに引き込むのが壇蜜の魅力だ。

「〜のキャラを演じる」というドタバタパロディ(メタ言語)に疲れ、かつての日本人的メタ言語としての「粋」へ。高齢化社会だし日本文化もそろそろロリからまた成熟なエロへ回帰するのもいいころかもしれない。

いき Wikipedia


いきまたは意気とは、江戸における美意識(美的観念)のひとつであった。江戸時代後期に、江戸深川の芸者(辰巳芸者)についていったのがはじまりとされる。身なりや振る舞いが洗練されていて、格好よいと感じられること。また、人情に通じていること、遊び方を知っていることなどの意味も含む。



壇蜜が語る「壇蜜とテレビの不可思議なカンケー」
http://wpb.shueisha.co.jp/2013/04/07/18234/2/


壇蜜さんは“エッチなお姉さん”として昨年からテレビでも引っ張りだこ状態です。こうした現状をどのようにお考えですか。

壇蜜 ボブ・サップさんと大して変わらないと思いますよ(笑)。物珍しさというか、外タレさんによくある、バッとはやって、またフワッといなくなるパターンだと思います。フフフ。

―テレビでは年々エロ規制が厳格化され、どんどんエロが締め出されているのに、その一方で壇蜜さんはテレビからも求められる。こんな不可思議な現象がなぜ、起きているのでしょうか。

壇蜜 私に関しては、逆に規制が追い風になっている気もしています。人間、ダメって言われるとやりたくなるじゃないですか。でも私はいつ首を切られても怖くないし、腹をくくってもいるので、規制なんて関係ないというか。たぶん、失うものが何もない状況っていうのが、見ている方にも伝わっているんじゃないでしょうか。

―常に攻めてますもんね。

壇蜜 普通、将来のことを考えたらカメラの前でパンツを投げたりとか、ゴールデンタイムにノーパンかどうか聞かれて「ノーパンです」なんて答えられませんよ(笑)。

―確かに。でも壇蜜さんは今後もそうしたストロングスタイルを貫いていかれるんですよね?

壇蜜 このままこれを続けてたらもたないし、いずれ失踪してしまうと思います。で、数年後に(千葉の)稲毛(いなげ)海岸あたりで発見されるとか(笑)。

―でも現状、「タレント・壇蜜」はテレビと非常に相性がよいのではないかと思いますが。

壇蜜 いや、よくはないんじゃないですか? だって私が出るとお茶の間が凍りつくらしいじゃないですか(笑)。むしろ相性、激悪では。でも、だからこそ面白いんだと思います。「こんなのをテレビに映していいの?」っていう部分が。だけど本来は時々、コーナーにちょっとだけ出るとか、VTRに少しだけ出るとか…… 基本的に画面から見切れてるくらいがちょうどいい。それがテレビにおける「壇蜜の正しい使い方」だと思います。

―ちなみに「正しくない使い方」とは?

壇蜜 壇蜜の素顔を明かそうとか、プライベートを詮索しようとか、そうなってくると、途端に壇蜜という存在がつまらなくなってしまうような気がして。そういうのは少し苦手ですね。