現代日本人はどのように作られてきたのか

pikarrr2015-08-11


テストアップ中・・・・順次追加予定です。


<夏休み特別企画>

現代日本人はどのように作られてきたのか

はじめに
2008−2015年にブログに書いてきたものを選んでまとめました。自分の中になんとなく主題があって、最大の主題は「ボクはどのようにできているんだろう」ということです。ブログでは「現代日本人はどのように作られてきたのか」ということになります。例えばほんの些細なことです。「なんで(ボクは)上から二冊目の本を買うのか」とか、「なんで商店街の道は綺麗なんだろうとか」、「なんで朝あいさつするんだろう」とか、それはイデオロギー以前の慣習です。このような慣習を、ヒュームは黙約(コンベンション)、ウィトゲンシュタインは「規則に従う」、フーコーは権力、あるいは統治技術と呼びました。だから多くにおいてフーコーの思想の変遷をたどっています。
しかしフーコーは日本人ではないし日本人を語っていません。歴史上、日本人はほんと特殊な位置にいます。この最果ての小さな島国はたえず世界最先端の知を享受してきました。古くは中国、欧州、そしてアメリカ・・・。ただし伝来し続けたというだけではなく、日本人は次々に到来する外国文化に「かぶれ」るという不思議な柔軟さを持っています。
この手のにはいかに正当性を担保するかという課題があります。孔子方式をとっています。「子曰わく、述べて作らず、信じて古(いにしえ)を好む」。先人たちの思考の断片ををジグソーパズルのピースのように組み立てて一つの絵が描けないか。このために多くの引用文をのせています。ボクとしてはこれだけ読んでもおもしろい。本探しにもなりますよ。
このブログは誤字脱字、文章の短絡等々の宝庫です。いろいろいいわけはありますが、今回読める程度に見直してみました。ただしもとの文章がもとなので・・・

第一章 現実の作り方


■現実とはなにか (2008)

現実はいかに作られているのか。コミュニケーションの亀裂はせき立てという止まらない時間と慣習により埋められて現実は作られる。慣習についての原理論で難解。

第二章 現代最強の倫理 マクロ思考


■現代最強の倫理 マクロ思考 (2013)

■マクドナルド型生権力 (2009) 

「十分なマクロ領域において」全体は最適な秩序を生み出すというマクロ思考は現代の最強の倫理である。マクロ思考では個人は全体の1単位となる。自由主義も民主主義もマクロ思考の上で成立している。現代に生まれて生きる中で訓練されていく。

第三章 ハイコンテクストな日本人


■日本人のハイコンテクスト社会 (2010)

■日本人の覚醒と禅 (2011)

■日本人の家業主義(職の体系)と外国かぶれ新陳代謝システム (2013)

ハイコンテクスト、現世好き、改善、職、外国がぶれ・・・ボクの考える日本人像をもとにその形成の歴史を考えてみた。

第四章 禁欲主義の系譜


■禁欲主義の系譜 (2012) 

■日本人とキリスト教の性倫理 (2011-2014) 

現代日本人は資本主義とともに、キリスト教の性倫理の影響を強く受けている。

第五章 中華文化圏の日本人


■中国史としての日本  (2013)
■儒教とはなにか (2012)
■日本人の中の儒教  (2015)

現在、勉強中の儒教について。やはり結局、日本人の根底には儒教がある。


主な参考本
 哲学 http://alltitle.g.hatena.ne.jp/pikarrr/20170204
 歴史 http://alltitle.g.hatena.ne.jp/pikarrr/20170206


参考 2012年12月公開 第三の波平ブログ論集(2004-2012).pdf