なぜネットウヨには馬鹿が多いのか

pikarrr2012-06-12

ネットウヨ曰く、「中国と国交断絶しても問題なし」


中国と国交断絶したらどうなるか…ネットウヨの考えることは壮大だな。世界の工場といわれ、増大する消費国。日本はこの経済圏に対して地の利を生かして活用してきた。高騰する日本の人件費から日本製品は高く世界で売れない。それを中国でつくることで世界市場を開拓する。有名なところではユニクロとか。

また中国製品は日本にも輸入されている。日本のデフレの要因になったと言われるが、それ以前に日本の経済力の低下があり、逆に安価な中国品が入っていなければ、貧困層はもっと大きなダメージをおっていた可能性がある。また魅力的な市場になりつつある。中国人は豊かになり、日本製品のよいお客さんである。中国国内だけでなく、日本に来て金を落して、いま日本の観光業を支えている。

バブル崩壊後、景気が悪いといいながら、なんだかんだ日本が豊かであるのは奇跡的に隣に世界有数の経済大国が出現したからだろう。逆に中国にすれば隣に技術、経済大国日本があったことがラッキーだったともいえる。

いま中国と国交断絶するとか、想像もできない。尖閣など小競り合いがありつつも、両国の密接なウィン−ウィン関係があるかぎり大事にはいたらないのは暗黙の了解だろう。仮に断絶すれば得をするのは第三国である。第三国においしい果実を与えるだけで、日本はリーマンショックどころの騒ぎではなく、日本経済は競争力をうしない崩壊しアメリカの統治下になるだろう。中国から他の国にシフトするといってどこがあるのか?インド?ブラジル?経済圏が成熟することはそんな簡単なことではないし、おいしい果実にはみなが殺到する。




なぜネットウヨはばかなのか


結論をいえばネットウヨはバカばかり。問題はなぜネットウヨはばかなのか。おそらくウヨのもつ強さ、暴力性が馬鹿でも行使可能だからだろう。日本のネットでは「おまえ在日だろ」と言っておけばとりあえず多数派に入れるという思考停止。

いじめの構造にも似ている。いじめをする人は多くにおいて、集団内で疎外感をいだいている。その疎外感を隠すために、弱者の生け贄を見出していじめることで、回りを黙らせて、あたかも多数派のリーダーのように振る舞う。これがいじめの暴力だ。ここには理屈は必要ない。

ネットウヨは似たような構造で作動している。日本において、中国、韓国は弱者であり、彼らを馬鹿にしても誰も損をしない便利な存在だ。あとは倖田來未、河本などタレントしかり。

池田信夫は、ネットウヨではなく、ネットイナゴだと言った。イナゴの集団発生は、次々と畑を食い荒らし、人の手に負えない。ネットイナゴしかり、思想などなく、ただ流行に集まり炎上する。そのネタとして、中国、韓国というのは鉄板だ。中国、韓国側にもまたネットイナゴがいるわけで、戦争ゲームのようなのだろう




炎上マニアと、炎上便乗商法


ネットの匿名性と集団心理が炎上を加速するだろう。炎上マニアとでも言うのか。ネットは民主的な装置というように勘違いされるが、暇人に優位だ。暇人ほど多くの投稿が可能になり、あたかもそれが民意のように見える。そして暇人とは多くが、社会的弱者だ。

ネットは社会的弱者の欲求不満が悪意として暴走するたちの悪いメディアだ。そしていろいろそのときのネタをもとに炎上するにしても、韓国人叩きが定番の鉄板ネタなのだろう。だから彼らはネットウヨと呼ばれますが、ウヨでもなんでもない。ストレス発散の炎上マニアだ。

それはそれでたちが悪いのだが、最近さらにたちが悪くなっているのが、マスメディアが便乗することだ。ネットメディアの普及で、旧来のマスメディアは経済的に火の車だ。彼らは死活問題から購買数を上げるために、懸命にネットの炎上と連動する手法を取っている。

ネットが炎上し、マスメディアが取りあげるマスメディアに取りあげられたことが嬉しくてさらに炎上する。そこに最近は国会議員までもが便乗して困ったものだ
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