なぜバカッターは止まらないのか

pikarrr2013-08-24

バカッターは2ちゃんねるでネットリテラシーを学ぶべき


バカッター画像まとめ http://matome.naver.jp/odai/2135151557225273601

こういうのをみると2ちゃんねるの方がずっとネットリテラシーがあるな。というか、2ちゃんねるはネットリテラシー教育機関の役割をしているとも言える。間違ったことをすれば、表現はどうあれ注意する。だから犯罪的なことは、「あえて」ばれないように工夫してする。

それに対して、バカッターの人びとって、ネットリテラシーを知らずに日常の仲間内のノリが短絡的にネットへつながる。それはツイッタースマホでネットにつながるためにその向こうにつながるネット世界を知らない。だから個人情報を晒したまま、無防備に軽犯罪を犯す。それがどのように拡散されて、波紋を呼ぶか分かっていない。2ちゃんねるユーザーからみるとあまりに無知な行為かと驚く。ツイッターをやる前に2ちゃんねるでネットリテラシーを学ぶべきだろう。




ケータイ端末になり「炎上」が生まれた


でもこれってネットでは大きな流れの一つなんだろう。最初はみんなPC、電話回線でつないでいた。ある種のネットの詳しい人が多かった。たとえば2ちゃんねるはユーザー数も少なく、レス一つ一つが意味があった。

それがまずケータイ、とくに繋ぎ放題が普及して、PCも常時接続になる。すると2ちゃんねるの雰囲気ががらっとかわった。人数も増えたが一人当たりのレス数が増大する。レスそのものに意味がなく、無意味なレスが繰り返され、そのレスの波が意味を持つようになる。その頃から「炎上」がはやり出す。なにかきっかけがあると雪崩のようにレスがあつまる。そしてその炎上することを楽しむ。




スマホによる日常とネットの危険な短絡


そしてケータイからアクセスの普及は、より日常とネットを短絡させるようになる。ミクシー、ブログなど、実名を公開する人びとが増えた。そしてスマホになることで、ケータイよりもネット上の表現・活動の情報が増す。ケータイは機器として情報量が少なく、テキストベースで表現が限られていた。また電話会社の抱え込みから、暗黙にネット上の行動の自由が抑止されていた。電話会社が用意したページに押し込められていた。スマホツイッターはネット上の行動の自由度を上げる。

特にケータイ、スマホの普及からこのような日常とネットの短絡の問題は言われ続けている。様々な軽犯罪の写真をブログにのせていることは多数ある。子供が個人情報をさらしてネットをする危険など。YouTubeでも軽犯罪、非道徳的な行為をアップして問題になっているし、ニコニコでは生中継実況で、プライベートとネットが短絡する問題が起こっている。




どんどんネットと日常は近づいていく


だから最近のバカッターはその流れの一つと言える。特にツイッターは、ブログなどに比べても、拡散性が高いために炎上しやすい。いままでのように仲間内のメールやブログ感覚でツイッターを使うとバカッターになる。そしてそれがメール以上に話題になるのがおもしろいのだろうが、それが真にどこまで社会的な影響を問われることになるのか、わかっていない。

ネットが公共性を持つことをよく理解せずに日常とネットが短絡する傾向は大きな潮流でまだまだ進むだろう。そうしてネットと日常はどんどん近づいていくんだろうね。「炎上」のネタの賞味期限は短いからこの程度のバカッターはそのうち飽きられて話題にもならなくなるのだろう。すなわちこの程度は許容されてしまう。

たとえばネット上の電子データ商品がただでコピーされて「盗まれる」ことが当たり前になったように、日常とネットの短絡から、日常とネットはどんどん近づいて、日常の常識やモラル自体も変わっていく。