民衆の整流
15〜17世紀 イエの確立。仏教による整流
・貨幣経済の浸透
・荘園制の解体、農民の自立
・太閤検地。兵農分離。寺請制。身分制。
保守思想としての職分仏行論と儒教的名分論。
・仏教による整流
悪霊の成仏・・・祭礼のバレ 田の神信仰
穢れの浄化・・・葬式仏教の普及 祖霊崇拝
慈悲、無我・・・ムラの成立、職分仏行論
参考
14世紀
1336 南北朝
1368 明建国
1392 南北朝統一
15世紀
1467 応仁の乱
16世紀
1553 川中島の決戦
1560 桶狭間の戦い
1582 本能寺の変、太閤検地
1592 文禄の役
17世紀
1600 関ヶ原の戦い
創成期
家康
秀忠
家光
安定期
家綱 保科正之
綱吉 (元禄時代)堀田正俊、柳沢吉保、萩原重秀
14・15世紀 人口増
・市場経済の芽生え 名主経営から小農民自立へ
・荘園領主は年貢の確保のみ関心、農民の生産意欲減退
・荘園内市場が生まれる 一般農民も市場へ参加。生産への意欲大。
16・17世紀 人口増
・市場経済の拡大
・傍系親族と隷属農民の分離独立、直系親族を中心とする小規模世帯化
傍系親族、隷属農民は有配偶率が低かったが、独立することで有配偶率が高め、出生率が上がる。
婚姻革命の時代、皆婚社会へ
・死亡率改善 衣食住全般にわたる生活水準の向上
18〜19世紀 勤勉化。儒教・資本主義による整流
・戦国時代の終焉。平安の世。
・農民的商品経済の発展。
経済的成功の可能性と市場による流動化で没落の可能性。
・対外危機
・儒教による整流
奢侈、の禁欲・・・勤勉化(勤勉、倹約、謙譲、孝行)。心学の広がり。豪農。
慈悲、無我・・・世間の成立
・明治近代化による整流
富国強兵。国家レベルの勤勉さの強化。
祭礼の抑圧・・・国家神道への統一
慈悲、無我・・・ナショナリズム、天皇制
参考
18世紀
家宣 新井白石
家継
経済改革期
吉宗 (享保の改革)
家重
家治 田沼意次
家斉 松平定信(寛政の改革)水野忠成(もとの田沼に)
18世紀 人口停滞
・寒冷化 享保、宝暦、天明、天保、慶応等の凶作
・都市化による死亡率増加と出生率低下
・幕藩制経済の行き詰まり経済成長停滞
・一定の生活水準を維持するための農民の自主的な出生制限 間引き、堕胎
生まれたばかりの子は「出生」とみなされず、生かすことが決定したときに、初めて社会的に出生と認められる。性別や身体状況を見届けたうえで選択する。
19世紀 人口成長回復
・江戸後期の人口増加は明治に続く
・経済成長、「プロト工業化」