エッセイ

ネット依存の快楽

ケータイという対戦ゲーム最近のケータイの使用はすさまじいものがあります。最近おもわず写真とりたくなった光景があって、昼時、街のスパゲッティー屋さんの前で椅子にすわって順番待ちしてる四人家族がいて小学生ぐらいの息子、娘とパパ、ママの四人が待…

ドラマ「時効警察」はなぜおもしろいのか。

今クールの中でずば抜けて、面白いと思うのが、ドラマ「時効警察」(http://www.tv-asahi.co.jp/jikou/index.html)です。時効課の警察官が時効になった事件を趣味で捜査し、みごとに真相にたどり着くというドラマです。このシチュエーションのポイントは、 …

ジャングル化する社会を生き抜く3つの方法 その2

⑦ジャングル化する社会を生き抜く3つの方法ジャングル化する社会を生き抜く方法とは、簡単に言えばいかに「生き生き」しつづけるかということです。 かつてのサバイバルが豊かさによる「生死」であったのに対して、現代においては「生き生き」できないもの…

ジャングル化する社会を生き抜く3つの方法 その1

①ジャングル化する社会人間社会とはジャングルから秩序を建設することであった。そのような社会的秩序は階級構造によってなりたっていた。うまれながらに居場所、行為が規定されている。民主化とはそもそもが社会構造解体の流れをもつ。平等であることは競争…

なぜ「信頼」は裏切られ続けるのか。

社会という「信頼関係」姉歯建築偽造問題でも、ホリエモン逮捕でも、アメリカ牛肉問題でも、露呈しているのは、僕らはある「信頼関係」の中で生きているということだ。だから「まさかそこまで」ということが起こる。これはいかんともしがだいだろう。どのよ…

なぜ「動物化」への欲望は回帰し続けるのか。

①「サイボーグ技術が人類を変える」最近、興味を強くもったのが11月5日放送のNHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」である。ここまで来てるのか、という感じであった。 刺激される脳、回復する運動機能、そして…精神この章のキーワードはDBS─脳深部…

なぜもはや「ホリエモン」では笑えないのか。

①「隣のにいちゃん」「ホリエモン」ライブドアショックである。ボクはライブドアに捜査のメスが入ったということよりも、片腕が死んだ、ということが、大きなターニングポイントになると思っている。もはや「ホリエモン」では笑えない、ということだ。ボクは…

なぜ人々はマッチョ化するのか

■「マッチョ化」させる場セックスの話になると、100%出てくるのが、女性を商品として消費したという「マッチョ」な性体験の話である。まさにここにあるのは、童貞蔑視の裏面です。「セックスマッチョの優越」です。「セックスマッチョ物語」では、そこに…

なぜアイコラは作られるのか まなざしのエロ、あぼーんするエロ

■コンテクストを破る快楽「まなざしの快楽」と「あぼーんする快楽」を考えるには、エロからはじめるのはいいかもしれません。エロは道徳的な「エロを禁止する」コンテクストを破るタブーの快楽です。たとえば美人に欲情するのは美しいからではありません。美…

続々 デジタル製品を買うとなぜわくわくするのか その2

■「サイボーグ技術が人類を変える」 NHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」*1を見た。現時点での「身体の拡張」の可能性について立花隆によるレポートであった。そこでは、すでに身体から脳までサイボーグ化の研究が進み、使い込むことで、まるで身…